愛猫が慢性腎臓病になったとき、
残念ながら、出来る事は「対処療法」しかありません。
それは、腎臓の組織というものは、
一度壊れてしまうと、元に戻すことは出来ないからです。
でもそれを、
「少しでも遅らせたい・・!」
そして、
「元気に楽しく過ごさせてあげたい・・!」
ですよね。
私も、メリルの腎臓病が分かったときには、ほぼ1週間、
毎日泣いていましたが、
「泣いていても、メリルが回復するわけではない」
「残りの時間を、出来るだけ楽しく快適にすごさせてあげたい」
「残りの時間を少しでも長くしたい・・・!」
そう思って、病院でお薬を処方して頂き、
それを美味しく飲むコツを体得して、
次は、
「何かしら少しでも、腎臓に良い事を・・・!」と色々調べてみました♪
ニコラスも血尿を出していて、
検査結果では、数値に大きな問題はないものの、
7月、8月と続けて血尿を出したこともあり、膀胱炎や結石の疑いもあったので、
「腎臓、膀胱に良い事」を・・・と探して、調べ、
現在、
「効果があったのでは?」と思って行っているのが、
・切り干し大根の煮汁を飲ませる
・ホットパックとツボ押し
です。
この2つは、YouTube動画を調べていましたら、
たくさんの猫ちゃんと暮らしていらっしゃるユーチューバーの方が、ご紹介くださっていて、↓
この2つが、すごく良さそうだったので、
他に、漢方薬やマッサージや、ツボ押しの本も購入して読み、
自分なりのやり方も取り混ぜて、実践しています♪
・切り干し大根の煮汁
飲ませた結果
ニコラスの血尿は止まりました!!
ウロアクトだけ飲んでいるときは、血尿が2~3週間に一度くらい出ていましたが、
(その都度、病院に行くも原因不明)
切り干し大根の煮汁を飲ませ始めてから、まもなく1か月半ですが、
一度も血尿は出ていません。
メリルに関しては、「ご飯を生肉食」にしたこともあるかと思うのですが、
腎臓病の15歳とは思えない元気さで、毎日遊びを要求していまして、
なんと!!
3.7Kgだった体重が、3.8Kgに増えました・・・!
スゴくないですか・・・??!
「高齢になってから体重を増やすことは、かなり難しい事」だそうで、
獣医さんも、ビックリされていました♪
切り干し大根について調べてみると、
身体を温めて、血行を促し、便通を整え、利尿効果がある。
カリウム、カルシウム、ビタミンB群が、高血圧、骨粗しょう症を予防し、疲労回復にはたらく。
血液をキレイにして、細胞の老化をふせぎ、細胞や血管を強くする。
コレは、まるで・・・!
「天然のラプロス」ではないですか・・・っ!!?
と、びっくり!
お薬は、どんなに「副作用がない」と言っても、全くないわけではないですし
長く常用していると、何かしらの副作用、悪影響が少なからず出ると思うんですね。
でも、大根なら「食品」でお野菜ですし、安心です♪
ですので、私はほぼ週一ペースで、切り干し大根を煮詰めて煮汁をつくり、
小分けにして冷凍し、
毎日、解凍した煮汁を、ごはんにかけてあげています。
煮詰めて汁をとったあとの切り干し大根は、
2~3日に1度くらいのペースで、
細かく刻んだものを、ごはんに混ぜてあげています。
はじめは、動画で紹介されているように、
病院でいただいた注射器にいれて、抱っこして、お口の横から飲ませていたんですが、
むせさせて、しまわないか心配になり、
少し温めたものを、ご飯と一緒にお皿に入れたら飲んでくれたので、
(香りもよく、甘くておいしいのかもしれませんね)
そこから毎日、お二方とも、飲んでいます。
切り干し大根は、うちの近くのお店では、
「国産の有機切り干し大根 35g」が、1袋198円で売られているので、
それを愛用しています。
煮詰める際の水の分量としては、私は、
・切り干し大根 35g
・水 1L
を、中火にかけて、5分~10分くらい煮詰めて、
煮汁が茶色く出て、250ccくらいになったら、濾しています。
この分量は、あくまで目安です。
煮詰めた時間と水の量、煮汁の量を計ったら、そのくらいでしたが、
日によって多少変わっていると思います。
(長く煮詰めても、色が濃く出ない事もあるんです・・・)
これを、大体50ccずつに分けて、冷凍し、使う時に解凍しています。
動画のユーチューバーの方も仰っていましたが、この方法は、
「自己責任で」お願いします。
あくまで「民間療法」ですし、漢方医学の観点からは、切り干し大根に薬効がある・・とあっても、
西洋医学で科学的なエビデンスがあるわけではありません。
うちの子には合ったけれど、「合わない子」もいると思います。
ただ、副作用もないし、手間をかけるだけで、安全で安価にできるので、
それでその子の身体にあって、効果があれば、いうことないですよね♪
それこそ、現在の医学では、猫が腎臓病になる原因が分かっておらず、
罹ってしまえば完治しないので、
ダメもとで、美味しく食してくれて、効果がある方法があれば、
色々とためしてあげたいな・・・と思っています。
ホットパックについては、「その2」で、書きますね♪↓
「猫の慢性腎臓病」少しでも進行を遅らせるための民間療法~その2
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